最新の同志社講座
同志社講座は、同志社大学の教員と活躍する卒業生が講師を務め、どなたでも受講することができる講座です。講座のテーマは宗教から見つめる現代の課題、日本の文化・歴史を背景とする教養、世界各地の動きと課題、サイエンス分野の最新研究成果と多様です。同志社大学が培ってきた研究の成果をお届けしています。
2024年度 春学期の同志社講座 - 2024年3月13日(水)10時より受付開始
京都人の視点で読む『源氏物語』「夕顔・若紫の巻」
岩坪 健 (いわつぼ たけし)
同志社大学文学部 教授
京都人は本音を隠して建前しか言いませんが、それだけ京都人同士ならば理解し合えます。『源氏物語』もそのように書かれています。京都人の立場に立って『源氏物語』を読んでみましょう。すると紙背に潜む紫式部の本音が見えてきます。夕顔の君や若紫(後の紫の上)の、文字には表れてこない心の中をのぞいてみませんか。
2023年度秋学期 同志社講座 - 2023年8月21日(月)10時より受付開始 -
源氏物語を楽しむ
「夕顔の巻を読む」
岩坪 健 (いわつぼ たけし)
同志社大学文学部 教授
源氏物語54帖の中でも夕顔の巻はとても人気がある、ミステリアスな巻です。たとえば最後まで光源氏と夕顔の君は、互いに素性を明かしません。けれども文章の端々から、二人の人柄や環境などが垣間見えます。あからさまには言わないが分かる人には分かる、これは現代の京ことばにも当てはまります。京都人の見方で読み進めてみましょう。
和歌に学ぶ
「万葉植物の歌を鑑賞する」
垣見 修司(かきみ しゅうじ)
同志社大学文学部 教授
今年度前期の朝ドラ『らんまん』では、万葉集に歌われた植物がたびたび登場しています。万葉集には、後の時代の歌集に比べてもとりわけ数多くの植物が記されており、歌には、万葉びとの植物に対するこまやかな観察眼が反映されています。万葉びとが当時の科学的なまなざしを向けた植物が、どのように歌に表現されているかを探っていきます。
日本近現代史に学ぶ
「21世紀の天皇制と皇室」
保阪 正康 (ほさか まさやす)
ノンフィクション作家・評論家 日本近現代史研究者
定員に達しましたので、受付を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
天皇制はこれからどのように変化するのだろうか。あるいは皇室はいかなる形で社会に位置付けられるのだろうか。改めてその存在と意味を考えてみたい、というのがこの講座の目的である。同時に過去の歴史を振り返りつつ、現在を見つめ、さらにその将来を予想しようとの狙いも含んでいる。天皇制は私たち国民の意識や生活規範と重なり合っているが故に、正面からきちんと見据えながら、幾つかの視点をもって歴史の視点で考えてみるべきだと思う。
2023年度春学期 同志社講座
源氏物語を楽しむ
「夕顔の巻を読む」
岩坪 健 (いわつぼ たけし)
同志社大学文学部 教授
謎解きデータサイエンス
「百人一首 ―女性歌人の和歌と人生―」
福田 智子 (ふくだ ともこ)
同志社大学文化情報学部 教授
研究者の視座に学ぶ
「Z世代のアメリカ ーいま・未来」
三牧 聖子 (みまき せいこ)
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 准教授
日本近現代史に学ぶ
「21世紀の国家戦略と私たちの社会」
保阪 正康 (ほさか まさやす)
ノンフィクション作家・評論家 日本近現代史研究者
定員に達しましたので、受付を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。