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謎解きデータサイエンス 清少納言と紫式部 ーそれぞれの和歌と人生ー
「梅に鶯」「紅葉に鹿」など「美の型」に満ちた和歌の世界。いにしえの歌人たちは、そんな表現の型を身につけながら新たな歌を生み出しました。それぞれの身分や立場で表現を学び、歌を詠んで人生を送っていたのです。その表現は、時代に淘汰されながら、次の世代へと引き継がれていきます。
本講座では、一条朝に活躍した女性歌人の中から、清少納言と紫式部を取り上げます。清原深養父を曽祖父にもち、清原元輔を父とする「歌人の家」に生まれた清少納言。かたや曽祖父は中納言藤原兼輔、父は漢詩文に優れた藤原為時という紫式部。
いずれも中流貴族ですが、日々の生活の中で育んだ感性はそれぞれ個性的。そんな二人の”因縁”は、どうやら父祖の代まで遡るようです。代々の歌人たちの頭の中にあった「美の型」をデータサイエンスで解明し、その表現を通して二人の才女の人生に迫ります。
講師
福田 智子 (ふくだ ともこ) 同志社大学文化情報学部 教授
福岡女子大学文学部国文学科卒業、九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。九州大学大学院人文科学研究院助手、同志社大学文化情報学部専任講師、同准教授を経て、現職。専門は平安文学・和歌文学。和歌文学会、中古文学会、全国大学国語国文学会会員。また、情報科学研究者との共同研究で、文字列解析ツールの開発や和歌のデータベース構築にも取り組む。著作には、『平安中期私家集論ー歌人・伝本・表現ー』(単著・勉誠出版、2007年)、『恵慶百首全釈』『順百首全釈』『好忠百首全釈』(筑紫平安文学会著、風間書房、2008・2013・2018年)他がある。近年は香道にも興味を持ち、著作『竹幽文庫の香道伝書香道調度図・香道籬之菊』(共著、淡交社、2020年)を刊行。
開催概要
日時 | 2024年 6月27日(木) 13:30 ~ 15:00 (受付:13:00 ~) |
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会場 |
同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室 ※「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 、地下鉄 東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分。みずほ銀行脇の入口からお入りください。 Map |
受講料 |
3,000円 (現金一括のみ) |
お支払い | ・受付でお支払いください。 ・いったん納入された受講料は返還いたしませんのでご注意ください。 |
定員 | 52名 |
お申込み締切り |
5月31日(金) 17:00 ※この日満席でなければ、引き続きお申込みを受付けます。 |
抽選(満席となった場合) | 上記締切日までに定員以上のお申込みがあった場合は、抽選にて受講者を決定いたします。 |
受講確定 (抽選結果のお知らせ) |
受講確定(抽選の場合あり)のお知らせはお申し込み時にいただいた連絡先メールアドレスあてに、6月3日(月)以降の通知を予定しています。6月7日(金)までにメールが届かない場合は東京オフィスまでお問合せください。なお、欠員待ちは行っておりません。また、受講票の発送はございません。 |
受講に関するご案内 |
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お問合せ先 |
同志社大学東京オフィス(平日 9:00~17:00) TEL:03-6228-7260 E-mail:ji-toky1@mail.doshisha.ac.jp お申込み手続きや受講に際してのご要望(座席指定や車いす誘導など)がございましたら、お問合せください(場合によってはご希望に沿えないこともありますので、予めご了承ください)。 |