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研究者の視座に学ぶ 「Z世代のアメリカーいま・未来」

三牧 聖子 

アメリカはいま、政治・外交・社会、さまざまな意味で大きな転換期にあります。1990年代半ば~2000年代に生まれたZ世代にとって、アメリカが強く、豊かだったのは過去の話。若者たちはアメリカの弱さや限界を強烈に認識し、新しいアメリカを求めています。本講義では、新しい世代や価値観が台頭するアメリカのいまと未来を探っていきます。

講師

三牧 聖子(みまき せいこ) 同志社大学大学院 グローバル・スタディーズ研究科 准教授

東京大学教養学部卒、同大大学院総合文化研究科で博士号取得(学術)。専門は国際関係論、アメリカ外交史。早稲田大学助手、米国ハーバード大学、ジョンズ・ホプキンズ大学研究員、カーネギー・カウンシル " The Living Legacy of the First World War"プロジェクトフェロー、関西外国語大学助教、高崎経済大学准教授等を経て2022年4月より現職。著書に『戦争違法化運動の時代―「危機の20年」のアメリカ国際関係思想―』(名古屋大学出版会/2014、アメリカ学会清水博賞)、共訳・解説『リベラリズム-失われた歴史と現在』(青土社/2020)、共著『私たちが声を上げるとき-アメリカを変えた10の問い』(集英社/2022)Yahooニュース、朝日新聞コメンテーター。

日程

開催回 開催日 開催時間
第1回 2023年5月18日(木曜日) 18:00~19:30
第2回 2023年6月15日(木曜日)
第3回 2023年7月20日(木曜日)
第4回 2023年8月10日(木曜日)
第5回 2023年9月21日(木曜日)

第1回 5月18日(木) 「『 社会主義がない』国アメリカ?」

アメリカといえば「資本主義の国」と思う人は多いでしょう。しかしZ世代は、格差をもたらした資本主義に絶望しています。「社会主義と資本主義、どちらに未来があるか?」という問いに、過半数が社会主義と回答するーこれが今のアメリカです。既に人口の3割弱を占めるZ世代。彼らの視点からアメリカの現状を理解します。

第2回 6月15日(木) 「女性大統領は誕生するのか?」

2016年大統領選で女性初の大統領を目指したヒラリー・クリントンは、敗北演説で、女性の進出を阻む「高く硬いガラスの天井」が破られる未来への希望を語りました。それから数年後、その期待を託された副大統領カマラ・ハリスの人気は低迷しています。女性の進出を阻む「ガラスの天井」はどうすれば打ち破れるのでしょうか?

第3回 7月20日(木) 「アメリカ社会と暴力」

米国では自殺を含めた銃による死亡者は毎年4万人を超え、特定の属性を持つ人々への憎悪に由来する銃乱射事件も多発しています。銃暴力の増加の背景には何があるのでしょうか。これほどの犠牲があるのにどうして銃規制は進まないのでしょうか。銃規制を力強く求める新たな世代も紹介しながら、暴力を克服する道を探ります。

第4回 8月10日(木) 「プーチンとアメリカ」

ロシアのウクライナ侵攻以降、バイデン政権はロシアへの経済制裁やウクライナへの強力な支援を展開してきました。しかし社会に目を移せば、侵攻直前までプーチンへの共感を隠さず、今も公然とは批判しない一定の層が存在します。なぜ彼らはプーチンを支持するのか?民主主義国アメリカに存在するプーチン支持者の実像とは?

第5回 9月21日(木) 「『盟主』がいなくなる世界と日本の選択」

「アメリカは世界の警察官ではない」(バラク・オバマ)、「私たちは今まであまりにもお人よしに他国を守ってきた」(ドナルド・トランプ)―アメリカはもはや国際秩序の「盟主」として振る舞えるだけの国力を持たないという認識は、アメリカ社会のコンセンサスになりつつあります。世界の未来、そして日本の選択は?


より理解を深めるための  -三牧先生推奨書籍-
『私たちが声を上げるとき-アメリカを変えた10の問い』
   和泉真澄(著)坂下史子(著)土屋和代(著)三牧聖子(著)吉原真里(著)(集英社/2022)
『「いま」を考えるアメリカ史』
    藤永康政(編著)松原宏之(編著)(ミネルヴァ書房/2022)
『よくわかるアメリカの歴史』
    梅﨑透(編著)坂下史子(編著)宮田伊知郎(編著)(ミネルヴァ書房/2021)

開催概要

回数 全5回
日時・会場 2023年5月18日、6月15日、7月20日、8月10日、9月21日(すべて木曜日)
18:00~19:30
同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室
〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階
※「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 、地下鉄 東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分。みずほ銀行脇の入口からお入りください。
Map
受講料お支払い 15,000円 一括のみ
お支払い 初回の受付でお支払いください。
定員 52名
お申込み締切り 4月12日(水)17時
※現在引き続きお申込みを受付しております。
受講に関するご案内
●お申込み方法
「講座のお申込み」画面からお申込みフォームをご利用ください。
「講座のお申込み」
●お申込み受付・受講確定
  • 各講座にお申込み締切り日を設定しています。該当日までに定員以上のお申込みがあった場合は、抽選を行い、受講生を決定します。
  • お申込み締切り日は、各講座の開催概要欄でご確認ください。該当の締切り日に満席でない場合は、満席になるまで受付いたしします。
(注)欠員待ちは行っておりません。
●受講料のお支払い
  • 受講料は初回の受付でお支払いください。
  • 各講座とも受講料は全回分(一括)です。
  • 会場受付でのお支払いは現金のみです。
  • いったん納入された受講料は返還いたしませんのでご注意ください。
  • 初回をオンラインで受講される場合は、事前振り込みが必要です。該当の方には、別途、ご案内を差し上げます。
●キャンセル
  • お申込み後に受講を取りやめたい場合は、同志社大学東京オフィスに電話にてお知らせください。
●修了証
  • 受講の講座を全回出席された方に修了証をお渡しいたします。
●教材
  • 講師指定の教材(書籍など)を各自でご用意いただく場合があります。講座の開催概要をご確認ください。
●欠席
  • ご欠席の連絡は不要です。
●その他のお願い
  • 受講日当日は、受付にて「受講票」をご提示いただきます。
  • 受付は講座開始の30分前から開始いたします。
  • 講義中は携帯電話の電源を切るなど、他の受講者にご迷惑とならないようご注意ください。
  • 講義の録画、録音、写真撮影は禁止です。(講師が許可した場合を除く)
    オンライン受講においても同様です。
  • お申込み時にお届けいただいた住所やメールアドレスなどに変更がある場合は、速やかに同志社大学東京オフィスまでご連絡ください。
  • 他の受講生、講師の連絡先はお教えできません。
  • 新型コロナウイルス感染拡大の状況や天変地異(台風・地震等の天災)、講師の事情など不測の事態の際には休講などの措置を取らせていただく場合がございます。
●オンデマンド(ビデオ録画データ)による受講について
同志社講座は、同志社大学東京サテライト・キャンパスにおいて対面形式で開講いたします。ただし、不測の事態の際にオンライン形式に変更する場合があります。また、受講生のご事情によりオンライン形式をご希望される場合は「オンデマンド受講」でご受講いただけます。
■オンデマンド受講について
  • オンデマンド受講とは、会場での講義を録画し後日に受講用のURLと配付資料をメールにてお送りするものです。講座日に会場に来ることができない場合にご利用ください。
■オンデマンド受講に関するご注意
  • 受講にはパソコンやタブレット、スマートフォンなどが必要です。
    ※機器はインターネットに接続されている必要があります。
    ※同志社大学東京オフィスでは、機器の貸出しや技術支援はできません。ご了承ください。
  • オンデマンド受講用のURLは第三者に共有しないでください。
  • 講座の録画・録音は禁止です。
■オンデマンド受講を希望される場合のご連絡
  • 初回をオンデマンドで受講されたい場合は、お申込み時にお申し出ください。受講料の事前振り込みをご案内いたします。
  • 2回目以降は該当講座の3日前(休業日を除く)までにご連絡ください。該当講座日の翌日以降(休業日を除く)にオンデマンド受講用のURLと配付資料をメールにてお送りします。
●「個人情報の取り扱いについて」
お申込みに際してご提供いただく個人情報は、個人情報の保護に関する法律及び本学が定める「個人情報保護の基本方針」「同志社個人情報保護規程」等に基づき、適正に取り扱います。お預かりした個人情報は、同志社講座ならびに同志社大学からのご案内に利用させていただき、ご本人の同意なく、法令上認められている次の場合を除いて第三者に提供いたしません。
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  • 利用目的の達成に必要な範囲内で、同志社大学の業務委託先(再委託先を含みます)に個人情報の取扱いの全部又は一部を委託することに伴って当該個人情報を提供する場合
  • 上記の他、法令に基づき開示、提供することが求められた場合
お問合せ先 同志社大学東京オフィス(平日 9:00~17:00)
TEL:03-6228-7260 E-mail:ji-toky1@mail.doshisha.ac.jp
同志社講座
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和歌に学ぶ「万葉植物の歌を鑑賞する」
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源氏物語を楽しむ 「夕顔の巻を読む」
謎解きデータサイエンス 「百人一首 ―女性歌人の和歌と人生―」
研究者の視座に学ぶ 「Z世代のアメリカ ― いま・未来」
日本近現代史に学ぶ 「21世紀の国家戦略と私たちの社会」