遺跡に学ぶ「弥生時代の大混乱~最新研究から」
遺跡に学ぶ「弥生時代の大混乱~最新研究から」

※ 1月27日(水曜日)、2月24日(水曜日)の講座は取りやめといたします。
現代社会と同じように、約2000 年前の社会も大混乱でした。発掘調査で出土した遺構や遺物をよくよく観察するとそのことがわかります。考古学の手法で、ものいわぬ遺跡に、昔からある「社会の混乱」のありさまを語らせます。(若林 邦彦記)
博士(文学)。1967年生まれ。1992年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程前期修了。2019年「弥生時代地域社会の構造と展開」で博士(文学)取得。同志社大学歴史資料館専任講師を経て2018年より歴史資料館教授。2019年より国立歴史民俗博物館客員教授。京都市埋蔵文化財研究所 発掘調査検証委員や京田辺市文化財保護委員、交野市文化財審査委員会委員なども歴任。著書:『「倭国乱」と高地性集落論』(新泉社/2013)など
現代社会と同じように、約2000 年前の社会も大混乱でした。発掘調査で出土した遺構や遺物をよくよく観察するとそのことがわかります。考古学の手法で、ものいわぬ遺跡に、昔からある「社会の混乱」のありさまを語らせます。(若林 邦彦記)
講師
若林 邦彦 (わかばやし くにひこ) 同志社大学歴史資料館 教授博士(文学)。1967年生まれ。1992年同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程前期修了。2019年「弥生時代地域社会の構造と展開」で博士(文学)取得。同志社大学歴史資料館専任講師を経て2018年より歴史資料館教授。2019年より国立歴史民俗博物館客員教授。京都市埋蔵文化財研究所 発掘調査検証委員や京田辺市文化財保護委員、交野市文化財審査委員会委員なども歴任。著書:『「倭国乱」と高地性集落論』(新泉社/2013)など
日程
開催回 | 開催日 | 開催時間 |
---|---|---|
第1回 | 2020年12月16日(水曜日) | 13:30~15:00 |
第2回 | 2021年1月27日(水曜日) ※取りやめ | |
第3回 | 2021年2月24日(水曜日) ※取りやめ |
第1回 12月16日(水)「誰が稲作を始めた?~列島編~」
日本列島の稲作開始時期は、地域によって500年以上遅れることがわかってきました。こんなに各地で開始時期が違って「弥生時代」なんて呼べるのでしょうか?だれが列島中に稲作を広めたのでしょうか。みんなで一斉に生業を変える混乱は誰を主体にして起こったのでしょうか。「縄文人と弥生人の相克」の真偽を探ります。
戦闘用の弥生石鏃類(観音寺山遺跡出土)
第2回 1月27日(水)「弥生の人々と『いくさ』」
農耕社会が発展していく弥生時代は、人々が武器を準備して戦争をし始めた時代だともいわれています。中国の史書にそう書かれているし、環濠集落や高地性集落は戦乱に備えたムラの跡といわれます。でも、本当にそんなに好戦的だったのでしょうか?集落遺跡とそこから出土する石器、また、最新の暦年代研究をふまえて考えます。キーワードは「シンボルとしての戦争」です。
洪水で埋まった弥生竪穴建物(八尾南遺跡)
*公益財団法人大阪府文化財センター 提供
第3回 2月24日(水)「水害と共にあった弥生のくらし」
弥生時代、人々が多く住む平野部は、低湿地が多く洪水も頻繁に起こる場所でした。しかし、かれらはそこを動きません。なぜでしょうか。水害の混乱を前提に生きた彼らの在り方とそれが大きく変わる古墳時代の社会への変化が遺跡調査の実態からみえてきます。現代の課題でもある、災害へのレジリエンス(復興)と地域社会とは何か、を2000~1500年前にさかのぼって考えてみましょう。開催概要
回数 | 全3回 |
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日時・会場 | 2020年12月16日(水)、2021年1月27日(水)※取りやめ、2月24日(水)※取りやめ 13:30~15:00 同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室 〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目7番19号 京橋イーストビル3階 ※「東京」駅八重洲南口から徒歩6分 、地下鉄 東京メトロ銀座線「京橋」駅 6番出口から徒歩1分。みずほ銀行脇の入口からお入りください。 Map |
受講料 | 各回 3,000円 受講当日の受付で受講日分をお支払いください。 |
教材 | 当日配付いたします。 |
定員 | 36名 |
お申込み・受講に関する注意事項 | ●受講お申込みについて
現在本講座のお申込みについては受け付けておりません。 ●受講確定と受講票について
(1)講座ごとに、定員になり次第、受付を終了いたします。 (2)応募人数により開講しない場合があります。 (3)定員を超えてお申込みがあった場合、受講できない方には、その旨メールもしくは電話でお知らせいたします。 (4)開講が決定しましたら、受講票を郵送いたします。*受講時の受付に必要です。必ずお持ちください。 (5)各講座は全回もしくは各回でお申込みが可能です。受講の可否は、全回希望者を優先いたしますのでご了承ください。 (6)お申込み後、キャンセルをされる場合は、必ず東京オフィスにお電話にてご連絡ください。 ●受講料のお支払いについて
●教材・配付資料について
●休講について
●受講上の諸注意
※感染状況に応じ、同志社大学の判断で休講する場合があります。
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お問合せ先 | 同志社大学東京オフィス(平日 9:00~17:00) TEL:03-6228-7260 E-mail:ji-toky1@mail.doshisha.ac.jp |